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派遣契約の更新期限・抵触日管理の抜け漏れを防ぐ実務のコツのイメージ

派遣契約の更新期限・抵触日管理の抜け漏れを防ぐ実務のコツ

派遣会社の契約まわりは、基本契約・個別契約・雇用契約と種類が多く、それぞれに期限があります。 さらに抵触日の管理も加わり、「どの契約がいつ更新か」を把握し続けるのは想像以上に大変です。 カレンダーへの手入力や担当者の記憶に頼っていると、ある日ふと更新漏れに気づく—— そんなヒヤリを経験した会社も少なくないはずです。この記事では、契約期限の管理でつまずく原因と、 仕組みで抜け漏れを防ぐコツを整理します。

よくある課題

「抵触日」は2種類あることに注意

抵触日は、派遣可能期間の制限に触れる最初の日を指します。ここでつまずきやすいのは、 性質の異なる2つの期間制限があり、それぞれに抵触日があるという点です。

事業所単位(労働者派遣法40条の2) 個人単位(同40条の3)
数える対象 派遣先の事業所が派遣を受け入れている期間 同一の派遣労働者が同一の組織単位で就業する期間
原則の上限 3年 3年
延長 過半数労働組合等からの意見聴取を経て、3年以内の期間で延長できる 延長できない

事業所単位の抵触日を意見聴取で延ばしても、個人単位の3年は延びません。 「事業所として延長したから、同じ人をそのまま継続できる」という理解は誤りで、 ここは実務で取り違えが起きやすい箇所です。

また、抵触日の通知は派遣先が派遣元に対して行うものとされており、 派遣受入期間を延長したときも速やかに通知する必要があります。 つまり派遣元側は「通知を受け取って、それを自社の台帳に正しく反映し続ける」ことが実務になります。

制度の詳細や個別の当てはめは、厚生労働省の一次情報および自社の顧問社会保険労務士に ご確認ください(本記事は2026年7月時点の一般的な整理です)。

なぜ抜け漏れが起きるのか

契約の期限管理は、「期限を記録する」だけでは不十分です。本当に必要なのは 「期限が近づいたときに、こちらから気づける」状態です。ところが手作業の管理では、 記録はできても、能動的に知らせてくれる仕組みがありません。人が定期的に一覧を見に行く運用は、 忙しさの中でどうしても後回しになり、そこに抜けが生まれます。

放置するとどうなるか

契約の更新漏れは、派遣先との関係や、スタッフの就業継続に直結します。 書類の版管理が曖昧だと、いざ確認が必要なときに正しい契約内容をすぐに示せません。 だからこそ、期限と書類を「探さなくても分かる」状態にしておくことが重要です。

仕組み化のポイント

  1. 契約と期限を一元管理する。基本・個別・雇用など種類の違う契約を、1か所で横断して見られること。
  2. 期限が近づいたら自動で知らせる。人が見に行くのではなく、システムから通知が来る状態にする。
  3. 書類の版を管理する。最新版がどれかが明確で、変更履歴も追えること。
  4. 担当者以外も状況を把握できるようにし、属人化を避ける。

なお、契約管理の仕組みはあくまで「期限や書類を漏らさず管理する」ためのものです。 個別の法令判断そのものを代替するわけではないため、最終的な判断は自社の体制で行う前提で、 実務の負担を減らす道具として活用するのが現実的です。

契約管理に特化したツールという選択肢

こうした期限・書類の管理は、汎用ツールでは自分で作り込む領域です。契約管理の Clavio は、 派遣契約・基本契約・個別契約の作成と更新期限の管理(CLM)に特化しており、 更新日が近づけば自動でアラートを出し、書類を一元管理します。全部入りの基幹システムを 導入しなくても、まず契約まわりの期限管理だけを単体で仕組みにできます。

まとめ

契約期限の抜け漏れは、「記録する」だけでなく「近づいたら気づける」仕組みがないことが原因です。 契約と期限の一元管理・自動通知・版管理の3点を押さえておくと、更新漏れの再発防止に有効です。


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本記事は公開時点で確認した一般的な情報をまとめたものであり、 個別の法令判断・税務判断を代替するものではありません。制度は改正されることがあるため、 実際の対応は所管省庁の一次情報および貴社の顧問専門家にご確認ください。

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